11月9日、中国駐新潟総領事の崔為磊氏が、中日農業技術交流の先駆者である佐野藤三郎の生誕100周年記念イベントに出席し、スピーチを行いました。新潟市長の中原八一氏、新潟県副知事の笠鳥公一氏、新潟市議会副議長の小山進氏、新潟県国際交流協会理事長の中山輝也氏、新潟県日中友好協会会長の五十嵐祐司氏など、各界人士も出席しました。

　崔為磊駐新潟総領事は、「佐野氏を代表とする日本の農業専門家が三江平原の開発に貢献してくださったことを中国側は永遠に忘れません。来年はハルビン市と新潟市の友好都市締結45周年を迎える年であり、双方が平和で友好的な大局を堅持し、交流と協力の新たな成果を以て佐野氏に敬意を表することを期待しています。新潟県は日本の大規模な農業県であり、中国の東北地方との交流・協力には強い相補性があります。お互いが友好的で互恵的な協力を拡大し、共に発展を促進していけるよう期待しています」と述べました。

　中原市長らもスピーチで、佐野氏が生前、新潟市の亀田郷の土壌改良や三江平原の開発などに寄与したことを振り返り、その遺志を受け継ぎ、中日農業などさまざまな分野で友好交流を推し進める意向を表明しました。