福島原発4号機「燃料の一部破損」
2011/04/14

 東京電力は13日、福島第1原子力発電所4号機の使用済み核燃料プールから、通常は測定されない放射性ヨウ素などの放射性物質を検出したと発表した。「燃料の一部が破損している」(東電)としており、プールの上空では毎時84ミリシーベルトという通常の約1万倍に相当する高い放射線量を計測していた。

 プールの水は12日昼に採取した。東電によると放射性ヨウ素131の濃度は1立方センチメートル当たり220ベクレル、セシウム134は同88ベクレル。ともに通常時は検出されない。ただ放射性物質の濃度から「燃料の大部分は健全性を維持している」(東電)。

 経済産業省原子力安全・保安院は13日、東日本大震災の余震が相次いでいることを受け、東電に対して福島第1原発の原子炉建屋の耐震性を評価し、耐震補強工事を検討するよう求めた。補強工事は冷却機能の回復と並行して進める。

 一方、2号機では坑道(トレンチ)にある高濃度の放射性物質を含む汚染水の除去を続けた。汚染水をタービン建屋の「復水器」に移し、坑道の水位は移送前と比べて13日午前11時には8センチほど下がったが、同日午後6時には一転して2センチ上がった。坑道と直結するタービン建屋から漏れ出たとみられる。

 汚染水の海洋への再流出を防ぐため、カーテン状のフェンスを3、4号機の取水口付近に13日設置した。

日本経済新聞2011年4月13日

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