丹羽・駐中国大使,残留孤児の養父母あてに感謝状
2011/04/25

 丹羽宇一郎・駐中国大使は24日、東日本大震災後初めての視察先となる遼寧省瀋陽を訪れ、中国残留孤児を育てた養父母あての感謝状を残留孤児たちに手渡した。瀋陽の日本総領事館によると、日本の大使が養父母あてに感謝状を贈るのは初めてという。

 感謝状贈呈は丹羽大使が発案し、同日夜の夕食会に同省在住の孤児4人を招いた。どの人も養父母はすでに亡くなったため、「孤児となった日本人を我が子のように育てていただき感謝申し上げます」などと書いた感謝状を、残留孤児たち本人に渡した。

 大震災の被災地、宮城県に本籍がある佐藤賢一(中国名・劉国新)さん(69)は「早期復興を心から願っています」と中国語で述べた。厚生労働省によると、これまで認定された残留孤児は約2800人で、昨年3月現在で中国内に271人が残っている。丹羽大使は27日に大連でも残留孤児1人と会見する。

 丹羽大使は27日までに、満州事変を記念した「九・一八歴史博物館」視察や、王ビン(ビンは王へんに民)・遼寧省書記らとの会談などを予定している。

読売新聞2011年4月25日 

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