建国63周年祝賀レセプションにおける王華総領事のスピーチ
2012/09/12

 尊敬するご臨席の皆様:

 こんにちは!本日このように大変多くの皆様と一堂に会し、中華人民共和国成立63周年を共に祝うことができ、大変喜ばしく存じます。これまで長きに渡り中国の発展に貢献され、中日友好事業に力を尽くしてこられた皆様方に衷心より感謝を申し上げます。

 近年の中国は成長の最も速い発展途上国として、経済発展、科学技術、文化・教育など、各方面で世界から注目を集めています。中国のこれまでの発展には、世界各国との経済協力が欠かせませんでした。中国が改革開放政策を実施して三十年、外資の利用額は1.2兆ドルを超えました。中国は2001年に世界貿易機関に加入して以来、高い成長率を保ち、世界一の輸出国と世界2位の輸入国となりました。昨年から実施している「第十二次五ヶ年発展計画」の中で中国は、対外開放の質と水準を高めることを主な課題の一つとして、各国との相互発展の促進を堅持し、同時に世界経済にできる限り貢献して行きたいと表明しています。世界に向けて「永遠に覇権主義をよしとせず」と宣言した中国は、世界平和と共同発展を趣旨として、「隣と善をなし、隣を伴(とも)とする」外交政策を遂行し、近隣諸国と共に、信頼できる平等な関係を築き、協力的で互恵的な地域環境を目指しております。

 日本は中国にとって一衣帯水の隣国であり、中日関係は中国にとって最も重要な国家関係の一つといえます。中日関係の発展は、たとえマイナスの影響を受けたとしても、各方面での交流、特に経済協力面での交流は、両国間の主流であり続けます。中国は日本との経済協力を大変重視しております。両国は互いに重要な貿易のパートナーであり、これまでの経済協力の成果が、中日戦略的互恵関係の土台を築いたと言えます。これからの両国において、環境保護と改善、新エネルギー・新材料などの新興領域での協力には大変大きな潜在力があると言えます。

 中国駐新潟総領事館が開設して以来、両国の平和と友好を促進するため、両国の政府、企業、学校及び友好団体の相互訪問また人的往来を積極的に推進して参りました。特に現在、世界経済の中心は東アジアに移り、東北アジア地域は新たなチャンスを迎えています。総領事館は「環日本海経済協力圏」構想を打ち出し、日本の日本海沿岸地域、中国の東北地域、朝鮮半島、ロシア極東地域及び内モンゴルなど、多数の国と地域及び関係者の努力により、圏内の人材、資源、貨物、資金などの要素を自由かつ十分に流通させ、圏内の各国、各地域の相互連携と協力関係の強化により、環日本海経済圏構想を徐々に具体化させ、より良く、より強くして、巨大な潜在力を持った経済発展地域を形成し、日本海を「平和で賑やか且つ繁栄の海」にしたいと、考えております。

 「環日本海経済協力圏」形成の第一弾として、総領事館は新潟県、中国交通部、吉林省などと協力して、中国、ロシアと日本、新潟―ザルビノ―琿春と、三カ国の都市を結ぶ日本海横断航路を昨年8月に正式に開通させました。これにより、日本と中国の東北地方とが最短距離で繋がったのです。

 今年、「環日本海経済協力圏」形成へ向けた活動の第二弾として、総領事館は、二年間の準備を経て、業務エリア新潟、福島、山形と宮城の四県と、中国東北地域の黒竜江省、吉林省、遼寧省、内モンゴル自治区と共同主催の「四省区四県経済交流協力大会」が今月の23日と24日の二日間にわたって新潟で開催する予定であります。両国政府と企業より800名近くの代表がここ新潟市で、経済・貿易協力の深化と実質的な提携実現を達成したいと考えております。是非、皆様にもご出席いただきまして、この大会についてのご意見、ご指導等をいただけたらと思っております。

 ご在席の友人の皆様、

 新潟は中日国交正常化に大きく貢献された日本の元首相田中角栄先生のふるさとであります。1972年周恩来総理と田中首相が共に国交正常化を実現に導いた時、つづく1978年の平和友好条約締結交渉の過程において、両国の指導者は大局に目を向け、「釣魚島問題を棚上げにし、今後解決」するとの重要な諒解と合意に達しました。この重要な諒解は中日関係が40年にわたり大きな発展を保障してきたと同時に、今日われわれが領土問題を解決し、中日関係を安定させるための重要な現実的、指導的な意義を持っています。最近、日本政府はいわゆる島を「購入」することで、両国が長年をかけて守り続けてきた諒解と共同認識をぶち壊しました。これによって、中日関係が持続的に不安定な段階に突入することになり、私たちが極力推進している各種協力事業は妨げられ、進行しにくくなる恐れが出てきました。こういう意味では、日本政府が最近いわゆる「島購入」という誤った行動を直ちに改め、中国側と足並みをそろえ、共に努力し、中日関係の健全で安定した発展を促すよう強く希望します。

 平和的友好関係と中日両国間の協力・発展は、われわれ両国国民の切実な願いであります。私たちは、先輩方の遺志を受け継ぎ、また時代の流れに順応し、両国平和と発展を念頭において、両国の繁栄を促進すべきだとわたくしは考えます。最後になりますが、中日両国の友情が末永く続き、中日両国が共に発展し、中国と、新潟、福島、山形、宮城四県との交流と協力関係がより一層深まり、新たな段階へと進みますよう、また、本日ご出席いただきました皆様方のご健康とますますのご活躍を祈念いたしまして、わたくしの挨拶と代えさせていただきます。ありがとうございました。

二〇一二年九月十二日

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