温家宝首相,第9回ASEM首脳会議で基調発言
2012/11/06

 (外交部)中国の温家宝首相は5日、ラオスのビエンチャンで開かれた第9回アジア欧州会議(ASEM)サミット第1回首脳会議に出席し、「世界経済の安定と成長を促す重責を共に担おう」と題する基調発言を行った。

 温首相は次のように述べた。世界的金融危機が発生してからの4年あまりの間、アジアとヨーロッパの各国は国内の経済政策を絶えず見直し、それぞれが直面する深刻な矛盾と問題を的確に解決すると同時に、マクロ経済政策に関する国際的対話と連携を強化し、各分野の実務協力を深め、世界経済の回復を促してきた。

 また次のように表明した。中国は責任を負う大国で、自国の問題を自力で解決する姿勢を貫き、最短の時間で中国経済の回復を実現し、経済の安定した比較的高い成長を保っている。我々は開放と協力を貫き、貿易のバランスのとれた成長、外資利用と対外投資の協調的発展を促している。我々は世界経済のガバナンスに積極的に参加し、世界の金融システムの改革を促し、経済的困難に直面している国に支援の手を差し伸べている。これらのことが物語っているように、中国は世界経済の成長を促す重要なエンジンで、世界経済の回復と成長に極めて重要な役割を果している。我々は今年の成長目標を達成する自信を持っており、より長い間、より高いレベルで、より質の良い成長を実現する自信を持っており、環境も備わっており、能力も持っている。

 さらに次のように指摘した。世界的金融危機は終わっておらず、現在のところ、各種の不確定要素と下振れリスクはまだ非常に多い。人口が多く、資源に恵まれ、広大な市場を持っているアジアは、発展を促す最も大きな活力を持っている地域である。ヨーロッパは強大な実体経済、完全な市場システム、強力な科学技術力を持っており、世界の重要な一極としての地位は変わっていない。我々が一致協力し、手を携えて協力を進めていけば、世界経済の安定成長を促す重責を担い、自信と勇気と希望を世界に与えることはできる。

 そのために、温首相は以下の4項目の提案を行った。

 1、自由、開放、公正な国際貿易は、世界経済の成長を促す重要な原動力である。

 2、マクロ経済政策に関する調整の強化は、現在の重要な任務だ。

 3、科学技術のイノベーションを共同で推進することは、危機を乗り越えるための根本的手段である。

 4、健全な世界経済のガバナンスシステムは、世界経済の成長を促す制度的保障だ。

 温首相はアジアとヨーロッパの協力を深めるために、以下のような4項目の提案を行った。

 1、ASEMの今後の発展に関するシンポジウムを開催する。

 2、水資源分野のアジアとヨーロッパの科学技術イノベーション協力を進めるネットワークを構築する。

 3、アジアとヨーロッパの林業分野のモデル事業を進める。

 4、ユーラシア基金がより大きな役割を果せるようにする。

 温首相は最後に次のように述べた。ユーラシア協力の目標は一段と明確になり、協力の基盤は一段と強固なものになり、協力の内容は一段と豊かになっている。我々はアジアとヨーロッパが新しいタイプの全面的パートナーシップを構築することに期待を寄せており、自信も持っている。ユーラシア協力の道がより大きく開けてくるものと信じている。

 同日、温首相は第9回ASEMサミットの開幕式とメンバーの拡大を祝う式典に出席した。

 1996年に設立されたASEMは、アジアとヨーロッパの各国政府が地域を越えた対話を進めるためのフォーラムで、対話と協力を通じて、アジアとヨーロッパの新しいタイプの全面的パートナーシップを構築することがASEM設立の目的。今回、バングラデシュ、ノルウェー、スイスが加盟したことで、ASEMの正式メンバーは51に増えた。今回の首脳会議のテーマは「平和と親友、繁栄とパートナー」。

 

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