温家宝首相が経済情勢座談会開く 5項目の取り組み要請
2011/07/14

 

 【新華社北京7月13日】中国の温家宝首相は4日から11日にかけ4回の経済情勢に関する座談会を開き、一部省(一級行政区)政府責任者、企業界の責任者、経済専門家の意見、提案を聞いた。

 遼寧、陝西など8省の責任者、鉄鋼、電力などの業界の企業責任者、マクロ経済、金融、農業などの分野の専門家が次のように指摘した。現在、経済は安定した比較的速い成長を維持し、企業の効率が引き続き向上し、財政収入が大幅に増え、経済構造が一段と最適化し、雇用と個人所得が着実に増え、人々の生活が一段と改善され、マクロコントロールが前向きの成果を収めている。しかし、国内外の環境が依然非常に複雑で、マクロコントロールが直面する「ジレンマ」の問題が増えている。経済にみられる主要な矛盾として、物価上昇圧力が依然比較的大きく、中小企業の資金調達が難しく、一部地方では電力の需給矛盾が激化し、一部企業に経営難がみられる。マクロ経済政策の基本的安定を維持し、マクロ政策の度合いを調節し、企業の自主革新(イノベーション)を支援し、企業合併再編と産業構造の高度化を推進し、輸出入政策を整え、企業の「海外進出」を支援し、地方政府の資金調達プラットホーム会社の問題を適切に処理し、不動産市場の健全な発展を促進することを提案する。

 温家宝首相は次のように強調した。引き続き物価の安定をマクロコントロールの第一に重要な任務とし、マクロコントロールの基本的方向を変えず、同時に情勢の変化に応じて政策の的確性、柔軟性、展望性を高め、マクロコントロールの度合い、テンポ、重点を確実に調節し、経済の安定した比較的速い発展、経済構造調整、インフレ予想管理の3者の関係をうまく処理し、物価上昇率を下げ、同時に経済成長の大きな変動が起きないようにしなければならない。穏健な(中立型)金融政策を堅持し、社会融資総量の合理的な増加を維持する。貸し出し構成の最適化をはかり、金融サービス水準を高め、構成を見直し、特に農業、小企業の融資支援を強化する。マクロプルーデンス政策の枠組みを整え、各種金融政策手段を合理的に生かし、政策の的確性を高める。金利市場化、為替レート形成メカニズムなどの改革を一層推進する。クロスボーダー資金に対する有効な監視を強化する。銀行の簿外業務の監督管理を強化する。金融政策の遅行的作用と各種要素が重なることによって次の段階の実体経済に大きな影響が及ぶことを避ける。積極的財政策を真剣に実施し、増収・支出節減を強化し、支出構成を最適化する。地方政府債務に対する監視を強化し、引き続き地方政府の資金調達プラットホーム会社を規範化し、フローを厳格に抑制し、ストックを徐々に消化し、債務リスクを有効に解消する。分類管理、個別対応の原則に従い、債務返済と建設中のプロジェクトの後続資金調達の問題を適切に処理する。

 温家宝首相は大局にかかわる次の5項目の重点に統一的に取り組むことを要請した。1、物価の基本的安定を維持する。通貨総量をしっかり管理するほか、農産物の生産、特に食品供給に取り組み、需給均衡をはかる。高すぎる流通コストを確実に下げ、住宅賃貸市場を規範化し、発展させ、政府が管理する価格の見直しの時機と度合いを合理的に加減する。価格監督管理を強化し、インフレ予想を落ち着かせる。2、不動産市場コントロール政策を揺るぎなく実行に移す。引き続き不合理な住宅需要を抑制し、福祉的住宅と一般分譲住宅を重点的に建設し、1000万戸の福祉的住宅着工計画を実行に移し、金融支援を強化し、制度作りを推進する。3、農業と食糧生産に気を緩めることなく取り組む。「米袋」(主食)省長責任制と「買い物かご」(副食)市長責任制を引き続き実行に移す。豚産業の持続的で健全な発展を支援する政策・措置を実施し、市場供給を拡大し、市場の安定をはかる。4、構造調整と省エネ・排出削減の関連業務に力を入れる。5、貿易の安定した伸びの維持に努め、貿易の基本的均衡をはかる。

 座談会には李克強、回良玉、王岐山各副首相、馬凱・国務委員兼国務院秘書長が出席した。

(新華網日本語=中国通信社)

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