中国の自信を世界に伝えた両会
2016/03/16

 中国の両会は海外メディアにとって、かねてより中国を洞察する絶好の窓だ。両会での総理の政府活動報告、部長の答弁、代表や委員の提出した議案や提案、議論される発展計画などが放つメッセージは、いずれも「中国の声」「中国の自信」「中国のプラスのエネルギー」をはっきりと世界に伝えている。(文:石建勲・本紙特約論説員、同済大学財経研究所所長、経済・管理学部教授。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

 両会は持続的で安定した経済成長への中国の自信を世界に伝えた。政府活動報告の打ち出した今年のGDP成長率6.5~7%という目標を、海外メディアはいずれも高く評価した。ロイターは「6.5%という最低限のラインは過去30年余りの実際の成長率と比べると少し低い。だがこの経済成長率目標は、経済の下押し圧力が依然大きい中、マクロコントロールのために余地を残し、市場期待を誘導する中国の並々ならぬ考慮をはっきりと示している」との認識を示した。ウォール・ストリート・ジャーナルは「この目標は中国の経済成長に対する欧米の一部経済学者の予想よりも高く、引き続き世界経済成長のエンジンになるとの重要なメッセージを世界に発した」と報じた。ブルームバーグは「中国の金融政策と財政政策に関する政府活動報告、財政部長、人民銀行総裁の論述は、中国経済成長鈍化への世界の懸念を静め、中国経済に対する世界の市場の自信を大いに強めた」と報じた。

 中国経済は中・高度成長を長期間維持するとの外国の確信はどこから来るのだろうか?それは中国の内外政策の安定性、中国政府の卓越した戦略面の揺るがぬ力と執行力だ。改革深化の堅実な推進と経済モデル転換の重要な進展、困難に向き合う政府と民衆の率直さと勇気だ。様々な困難や試練に対処する中国政府の決意、自信と整った対策計画だ。

 両会は為替相場と金融市場を安定させるとの自信を世界に伝えた。政府活動報告は「人民元相場の市場化形成メカニズムを引き続き整備し、人民元相場の合理的、均衡的水準での基本的安定を保つ」とした。中国人民銀行、中国銀行業監督管理委員会、中国証券監督管理委員会、中国保険監督管理委員会のトップは記者の問いに対していずれも金融監督・管理を強化し、効果的な措置を講じて人民元相場と金融市場の安定を維持すると表明した。世界の景気回復が力不足で、いくつかの先進国が政策として通貨の競争的な切り下げを継続する中、為替相場と金融市場を安定させるとの中国の姿勢表明が、市場にとって「強心剤」となったことは間違いない。これは市場の信頼を回復し、市場期待を安定させ、誘導するうえでプラスだ。

 両会では第13次五カ年計画綱要草案が、今後5年間中国経済は長期にわたり好調を維持するとの自信、決意、誠意を世界に伝えた。第13次五カ年計画は習近平氏を総書記とする中共中央が策定した、初の整ったスタートを迎える五カ年計画だ。第13次五カ年計画は今後5年間の中国経済・社会発展の大きなレイアウトを戦略的高みから計画し、今後5年間の経済・社会発展の主要目標を明確にしただけでなく、革新、協調、エコ、開放、共有の5大発展理念を堅固に確立し、貫徹実施し、小康(ややゆとりのある)社会を全面的に完成させるための政策措置も決定した。ある外国メディアは「欧米の一部政治家が自分の選挙計画の策定や達成に夢中になっている時、中国の指導者は国家の五カ年発展計画の全面的な策定に力を集中している」と報じた。第13次五カ年計画期が中国の復興の道における重要な歴史的段階であることは間違いない。第13次五カ年計画は中国と世界の発展に新たなチャンスと活力をもたらしただけでなく、中国の発するプラスのエネルギーを途切れることなく世界に伝えている。

  「人民網日本語版」2016年3月15日

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