南相馬はあの日のまま…沿岸部初の警戒区域解除
2012/04/17

 東京電力福島第一原子力発電所事故で設定された警戒区域と計画的避難区域が16日午前0時に解除された福島県南相馬市で、早朝から一時帰宅する住民らの姿が見られた。

 海岸部の小高区などではがれきが散乱し、泥などがたまったままの家や崩れたままの家もあり、震災直後と変わらない光景が広がる。住民らは、かつての生活を取り戻そうと片づけなどに追われた。

 警戒区域と計画的避難区域は放射線量に基づき、立ち入りが自由な「避難指示解除準備区域」と「居住制限区域」、立ち入りが制限され、帰還に5年以上かかるとみられる「帰還困難区域」に再編された。

 対象地域には約3900世帯あるが、夜間は一帯が無人となるため、防犯対策が課題となっている。解除直前の15日深夜には、県警と住民のパトロール隊計約80人による出発式が行われ、警備に向かった。また、上下水道などの復旧や除染も進んでおらず、住民が帰還し元の生活を取り戻すには時間がかかりそうだ。

(読売新聞より)

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