新潟:相馬港LNG,新潟―仙台と接続
石油資源開発が方針、災害時に対応
2013/05/28

 新潟東港と仙台市をつなぐパイプライン(PL)を保有する石油資源開発(東京)は27日、2018年までに福島県新地町の相馬港に開設するLNG(液化天然ガス)受け入れ基地と、新潟―仙台PLをつなぎ、本県など日本海側で災害があった場合の安定供給に役立てる方針を明らかにした。同日、新潟市中央区で開かれた自民党県日本海資源開発促進議員連盟の会合で説明した。

 東日本大震災の津波で石油資源開発は仙台港のLNGの気化施設などが被災したため、新潟東港の日本海エル・エヌ・ジーで受け入れたガスをPLで送り、仙台市の都市ガス復旧に貢献した。

 同社の専務取締役相馬プロジェクト推進本部長は相馬港のLNG基地完成までにPLを接続するとして、「太平洋からガスを逆送する態勢も加われば、災害時に最も強いネットワークにできる」と強調した。

 相馬港のLNG基地はカナダ産シェールガスの輸入拠点とする計画。石井本部長は将来の構想として、同社が新潟県に持つ天然ガス田で枯渇するところが出た場合はPLで各地のLNG基地から運んだガスを枯渇ガス田に貯め、安定供給態勢に役立てる考えも示した。

 また会合では、経済産業省資源エネルギー庁資源・燃料部の部長が、新潟県沖にも存在する「次世代資源」の「メタンハイドレート」について説明。愛知県沖ではガスの取り出しに成功したが、「日本海側は海底の表層付近に広く存在し、愛知沖とは状況が違うようだ」として、海底環境や魚介類の保護との両立が課題と指摘した。

新潟日報2013年5月28日

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