王華総領事,新潟県立大学で「中国の平和発展と中日関係」をテーマに特別講演
2011/11/18

 11月15日、王華総領事は招きに応じ、新潟県立大学で「中国の平和発展と中日関係」をテーマとした特別講演を行った。

 講演は「中国の平和発展」「中日関係」と「新潟県立大学生への期待」という三つの部分で構成され、王華総領事は最新資料等をもとに、パワーポイントを用いて講演を行った。

 「中国の平和発展」について王華総領事は、経済、社会、文化の分野における中国発展の成果を説明し、2011年に、世界が重要な歴史的時期を迎える中で、中国はその最も大きな変化であると述べた。王華総領事は続けて、中国は建国以来、改革開放政策やWTO加盟を経て、国家の総合発展、対外経済協力、世界経済への貢献と、国民生活の面で著しい成果をあげた;東北、東部沿海地域と中西部地域はそれぞれ調和の取れた経済発展を遂げ、国家全体の発展と安定へ大きく貢献した;強化されつつある従来の重点産業、スピーディな発展の道をたどる振興産業、科学技術のレベルアップが、ともに国民経済の安定的かつ迅速な成長を保つためにも、また内需拡大、発展の持久力にとっても、重要な意味を持っている;巨大な消費市場が中国経済の発展に大きな影響を与えるのと同時に、海外に向けて相互協力関係を築くための大きな扉が開かれた、と語った。

 王華総領事は、いま中国は、経済の発展を中心に、「社会主義調和社会の構築」をスローガンにかかげ、それと同時に民主政治、新農村作り、多民族共同発展、福祉保障、教育文化などを含む中国社会経済の全面的で調和のとれた発展及び国民生活と社会の安定を推進していると話し、その中で「孔子学院」を挙げて説明した。

 また王華総領事は、産業構成における不合理、地域的格差、環境保護、科学技術のレベルアップ、就職難など、中国が現在直面している問題と挑戦について言及し、中国はかつてない著しい発展を遂げているその一方で、多くの困難や課題に直面している、今も発展途上国という事実に変わりはない、これからも中国は引き続き「平和発展」の政策にもとづき、日本を含む世界各国との共同発展を図っていきたいと述べた。

 「中日関係」については、王華総領事は中日友好交流史、特に国交正常化以降の交流・協力の面での成果を振り返り、中国は現在「第十二次五カ年計画」を実施しており、科学的な発展への模索・経済発展方式の転換という新たな段階に入っている。他方、日本は災害復興や経済振興などの課題に直面している。それぞれの新たな国家発展戦略を実施している中国と日本は、両国関係の発展についても新たな歴史の起点に立つことで、今後に期待ができると語り、中日関係についての考えを次のように3つ述べた。(1)中日友好は古くからの伝統であり、今後もより一層大切にし、発揚(はつよう)していく必要がある(2)中日関係の発展には困難なども避けられない。両国は相互理解を深め、その「主流」を把握すべきである(3)中日共同発展には交流・連携を強めることが不可欠である。さらに王華総領事は、関係促進に力を入れるべき分野についても次の2つを提案した。(1)民間友好交流のしやすい環境づくりを推進し、国民感情を改善すること(2)幅広く、深く経済連携を推進し、しっかりとした成果を挙げることで中日関係の基礎を築き一層強化すること。

 中日地方交流については、総領事館の設立以来、業務エリア三県と中国の多くの地域との友好交流と協力分野における総領事館の業務展開について説明し、特に温家宝総理の福島訪問、3.11震災における中日協力、新中日21世紀友好委員会の開催、中日文化交流55周年写真展などの成果を振り返った。そのなかで、王華総領事は「環日本海経済圏の構築」という課題をめぐる中国と新潟の経済協力促進についての考えを述べ、来年は中日国交正常化40周年という大きな節目を迎える。ここで日本災害復興事業と北東アジア地域経済の一体化が進むことにより、「環日本海経済圏」を構築するのにこれまで以上によいチャンスが与えられる。共同努力により、日本海を「平和で賑やか且つ繁栄の海」に発展させることができると確信していると力強く語った。

王華総領事が中国と新潟の交流・協力について説明する

 最後に、王華総領事は新潟県立大学生に向け、次のようなメッセージを送った。(1)中日両国および両国の交流についてさらに学ぶこと(2)国際化意識を高め、アジア、さらには世界という広い視点で中日関係を捉えること(3)積極的に民間交流などに参加し、中日友好事業へ貢献すること。

王華総領事、学生たちからの質問に答える

 この講演は2時間近くにわたり、講演終了後、王華総領事は学生たちからの質問に答えた。新潟日報、読売新聞などのマスコミも取材を行った。

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