アジア開発銀行研究所長,人民元国際化の進展に期待
2012/05/19

アジア開発銀行研究所の河合正弘所長はこのほど取材に応じ、「人民元国際化の推進は、日本の外貨準備高の多元化を促し、貿易・投資等の活動において人民元を直接使用できるようになり、日系企業に多くの商機をもたらす」と指摘した。新華網が伝えた。

河合氏はアジア開発銀行総裁特別顧問、世界銀行アジア太平洋チーフエコノミスト等の経験を持ち、2007年より本部を東京に置くアジア開発銀行研究所の所長となった。河合氏は人民元の国際化に関心を寄せており、日本はこれを支持し、利益と商機を共有すべきだと主張している。

河合氏は、「日本もこれまでの経済発展、円の国際化を通じて多くの経験と教訓を得てきた。日本は中国の金融市場改革の推進、人民元の国際化促進に向け、示唆を与えることができる」、「経済の好循環には管理が非常に重要となってくる。経済の過熱化によりバブル崩壊となれば、人民元の国際化の進展も影響を受ける。中国経済は現在鈍化が生じているが、これは持続的な発展において必要な調整である。経済の過熱化、インフレ、バブル崩壊等の深刻な問題を避けるため、経済の適度な沈静化が必要である」と述べた。

河合氏は、人民元の国際化により日本にもたらされる利益を見込んでおり、「日本は人民元の国際化をきっかけに、東京市場での円と人民元およびアジア主要通貨の直接両替、人民元建て債券等のアジア通貨による債券オフショア市場の構築等を進め、東京を上海と肩を並べる国際金融センターとするべきだ」との見方を明らかにした。

「人民網日本語版」2012年5月18日

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