家電量販店が銀座初進出 松坂屋6階に「新生ラオックス」
2010/11/23

 

 (産経11月20日)家電量販店のラオックスが20日、東京・銀座の松坂屋銀座店6階に「ラオックス銀座松坂屋店」をオープンした。百貨店に多い女性客に加え、銀座では初の家電量販店進出で、増加する中国人観光客をはじめとする外国人観光客を松坂屋に呼び込む起爆剤としての期待が高まっている。

 「銀座松坂屋店の成功こそが新生ラオックスの船出といえる」。同日、オープニングセレモニーに出席したラオックスの羅恰文(らいぶん)社長は、銀座松坂屋店に対する期待をこう話した。

 この日は開店前に600人が行列を作り、開店時間を10分早めた。同店6階に家電7300点のほか時計・雑貨など取りそろえた。女性向けの理美容電化製品に加え、海外用家電、外国人観光客向けの日本みやげなどもおき、年間で30億円の売り上げを目指す。

 ラオックスは昨年11月、3年間の中期経営計画の中で出店策の強化を明らかにしている。松坂屋銀座店は平成25年以降に改築を予定し、ラオックスとの契約も改築前までだが、羅社長はそれ以降も「長期的に銀座店に出店していきたい」との意向を示した。中国の家電量販大手「蘇寧電器」(江蘇省南京市)の傘下にあり、銀座松坂屋店のスタッフ35人のうち、半数が海外消費者に対応できるという。9月に増床オープンした近隣の三越銀座店が、店内に近隣の観光地への案内も含めた外国人観光客案内所を設置するなど、銀座の百貨店各店は外国人観光客対策を強化している。

 松坂屋銀座店は今年4月にファストファッションの「フォーエバー21」を出店させ、従来少なかった若年層を取り込むことに成功した。ラオックス以外にも数社の家電量販店を出店候補としていたが、ラオックスに決まったことで、外国人、特に中国人観光客誘致の切り札となりそうだ。

 買い物に来ていた主婦(36)は、「時間つぶしにもなるし、機会があれば今後も寄りたい」と銀座への家電量販店進出を喜んでいたが、一方で、松坂屋に毎週来ているという男性(75)は「今までの松坂屋のイメージが変わってきた。百貨店の魅力がなくなってきた」と様変わりする銀座を嘆く声も聞かれた。

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