「日中アジア経営者フォーラム」が開催 アジア企業の未来を検討
2014/06/05

 中日両国及びアジアの企業のリーダー間の信頼と理解を深め、アジアの企業の世界における影響力を高めることを主旨とした「2014日中アジア経営者フォーラム」が4日、東京で開催された。フォーラムのテーマは、「アジア新時代を共に拓く、アジア発グローバル企業の創出」。激しい競争の繰り広げられるグローバル化のプロセスで、世界第二と第三の経済国である中国と日本がいかに経済的な活力を保ち、共同利益を拡大し、両国の企業の創造力を高めていくかは、両国経済界の熱い話題となっている。

 フォーラムを主催したのは環球都市集団(ワールドワイド・シティ・グループ)で、資生堂や三井物産、伊勢丹、東京電力、建龍集団、中国金科集団、香港永新企業集団など両国の有名企業のリーダーや経営者約60人が出席した。テーマ別の三部構成で全員参加型の討論が行われ、中日両国の企業がグローバル化時代に直面する課題について率直かつ効率的な議論が行われた。

 企業の経営体制と人材制度は、企業の持続可能な発展にかかわる重要な問題である。人才の流動や人才の引き入れ、奨励制度などについては、日立製作所の川村隆取締役や東京電力の數土文夫取締役会長、建龍集団の張偉祥董事長らがそれぞれ、自社の実例を挙げ、人才流動や奨励制度にかかわる管理経験や見解を分かち合った。フォーラム創始者である環球都市集団の尹銘深董事長は、アジア企業の海外M&Aとグローバル化の挑戦と課題について発言し、海外M&Aの成否を左右する要素について分析し、中日両国の企業のリーダーが対話を深め、相互に学ぶことが両国企業の発展にいかに重要であるかを強調した。企業の永続的な発展と継承についての討論では、日本の長寿企業の代表格である三越伊勢丹の大西洋代表取締役社長が、市場の変化に応じて人才育成管理の方法を変えてきた同社の経験を紹介し、ブランド継承の重要性を説明した。資生堂の魚谷雅彦執行役員社長は、ブランド価値の向上が企業価値の向上であるという理念についてさらに踏み込んだ説明を行った。金科集団の朱志剛董事長は、中国の同族企業における継承と交代、電子商取引の中国市場での急速発展の背景と必然性などについて、会場の参加者と討論した。中日両国の企業経営者が交流を通じて、相互の管理体制と発展傾向への理解を深めた。中国企業は、日本企業の長期発展を可能としてきた着実なブランド形成理念に大いに学ぶべきであり、日本企業は、急速に発展する中国市場に適応するためには中国企業への認識を深める必要がある。

 2009年に開始された同フォーラムは、北京と東京で交互に毎年行われている。そのねらいは、アジアの企業のリーダーに、「知恵の共有、互恵、ウィンウィン」のための非営利・公益の交流プラットフォームを提供し、アジア企業の実力と影響力を高め、アジアの企業がさらに世界に尊重されるようにし、世界経済の安定的で持続可能な発展に貢献することにある。

「人民網日本語版」2014年6月5日

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